NEWS


ニュース

2019年04月17日
individual consumer

先進医療ってなに!?

みなさま、こんちには。

先週の雨模様とは打って変わり、今週は晴天が続き気持ちが良い毎日ですね。

ところで、みなさまは「先進医療」という言葉を耳にしたことはございますか?

本日はみなさんが知っているようで知らない先進医療についてお伝え致します。

 

先進医療とは?

診療には、公的医療保険が適用される「保険療法」と、患者さんが医療費を全額負担する「自由療法」がございます。

その中でも先進医療は、最先端の医療技術のうち厚生労働大臣が一定の安全性や治療効果を認め、将来的に保険療法への導入が出来るかどうか臨床の現場で評価する自由診療を指します。

例えば、がんの治療で現時点で最も有効な治療とされているのは、

  • 手術(外科療法)
  • 抗がん剤治療(化学療法)
  • 放射線治療(放射線療法)

といった三大治療ですが、先進医療のメリットはこの3つの保険療法に加えて、患者さん自身が望む治療の選択肢を増やせることです。

更に先進医療は、今後安全性や効果が立証されれば保険療法となって、多くの方が受けられる治療の1つとなる可能性がございます。

つまり、先進医療とは現在の患者さんに新たな可能性を提供すると同時に、医学を前進させる働きかけでもあります。

 

先進医療はどこででも受けられるの?

残念ながら先進医療はどこででも受けられる治療ではありません。

平成31年4月1日現在で94種類の先進医療がございますが、厚生労働省の承認を受けた、高度医療の開発、そしてそれを提供できる設備や能力を備えた医療機関だけが治療を実施できるため、極めて限られた治療です。

現在、先進医療が認められている医療機関は1,861ヶ所ございますが、その内がんの先進医療を実施しているのは全体の約3割です。

 

IMG_0267

 

気になる先進医療の費用

ここでは抜粋して3つの治療の費用をお伝えいたします。

●陽子線治療-約276万円

●重粒子線治療-約314万円

陽子線治療や重粒子線治療といった「粒子線治療」は、がん細胞を切らずに、身体の負担を抑えて治療する方法で、痛くないがん治療として注目されています。

がんの三大治療の一つである放射線治療は、放射線をがんの病巣に照射し、がん細胞にダメージを与えて増殖を止める治療ですが、同時に周辺の正常な細胞に対しても放射線のダメージを与える為、その結果として臓器の障害を引き起こしてしまう可能性が生じます。

しかし先進医療である粒子線治療は、がんの病巣へ集中照射することが出来るため、正常な細胞に与える影響を抑えて、がん細胞を強力に殺傷することが可能です。

 

●多焦点眼内レンズを用いた水晶体再建術-約58万円

この治療は、白内障の患者さんのための先進医療です。

保険療法の水晶体再建術は、白内障によって濁った水晶体を摘出して、代わりに人口レンズを挿入しますが、そのレンズは2種類あり、遠方または近方のどちらか1つに焦点が合うため、術後に眼鏡が必要になります。(例えば、遠くに焦点が合う人口レンズを挿入した場合は、近方用の老眼鏡が必要になります。)

一方の先進医療による多焦点眼内レンズは、遠方と近方の両方に焦点が合うため、眼鏡に依存しない日常生活が可能となります。

参考①:厚生労働省「第61回先進医療会議資料 平成29年度(平成28年7月1日~平成29年6月30日)実績報告」
参考②:国立がん研究センター東病院
参考③:JSCRS(日本白内障屈折矯正手術学会)多焦点眼内レンズ情報

IMG_0269

 

現在では、先進医療である粒子線治療を受けたい方々は年間約10万人いらっしゃいます。

しかし、その多くの方が先進医療を受けられずにおります。

・平成29年度陽子線治療の実施件数−2,319件

・平成29年度の重粒子線治療の実施件数−1,558件

・平成29年度先進医療全患者数−32,984人

参考:厚生労働省「平成29年6月30日時点で実施されていた先進医療の実施報告について」

 

10万人の志願者のうち、限られた方しか先進医療を受けられていない大きな理由は、皆様方の「情報不足」と言われております。

世の中の認識の違いとして、例えばがんと診断された際に、多くの方は「医師が先進医療を薦めてくれる」と思っております。

しかし先進医療を受けるためには、患者自身が希望し、医師がその必要性と合理性を認めた場合に行われます。

その為には、皆様方ひとりひとりが「先進医療」を知り、自ら強い意志を持って行動して頂くことが必要です。

本日は説明を割愛致しますが、ご自身が本当に納得のいく治療を選択する為の1つのツールとして「セカンドオピニオン」という存在も知って頂きたいです。

本日も最後までお読み頂きまして、誠にありがとうございました。

 

広報 亀谷志奈子

CONTACT


お問い合わせ

ご依頼やご相談、サービスについてのご質問やご要望がございましたら、
下記フォームよりお気軽にお問い合わせください。