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2019年04月10日
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入院日数は短期化しているの!?

みなさま、こんにちは。

先週のブログでは、入院費の基礎知識についてお伝え致しました。

「分かりやすかった」「参考になった」等のお声を頂き、大変嬉しく思います。

本日は、最近よく耳にする「入院の短期化」についてお伝え致します。

 

入院の平均日数は18年間で10日近くも短くなっている

話は昨年6月に遡りますが、日本経済新聞の記事に「入院の半分は10日以内」という見出しのグラフが掲載されておりました。

そのグラフによると、

  • 入院日数が日帰りから4日までの入院は29%
  • 5日~10日までが25%

つまり10日未満の入院は合わせて54%となり、

2人に1人が10日未満で退院している結果となりました。

 

なぜ入院が短期化しているの?

入院が短期化している理由は大きく2つです。

ひとつは、国の方針で医療費削減の命題のもと、

一定期間の入院になると診療報酬点数が減る仕組みを取っているからと言えます。

分かりやすくお伝えすると、ある一定期間を越えた場合は病院の収入が減ってしまう仕組みです。

その為、病院側も患者が1日でも早く退院するように努めております。

そして2つめの理由は、医療技術の進歩によって入院をせずに日帰りで出来る治療が増えたことです。

この代表的な例が抗がん剤治療で、副作用をコントロールする薬が開発されたこと等により、以前は入院が当たり前だった抗がん剤治療も、日帰りで行えるようになりました。

 

疾病別に見る平均入院日数

全体的にみると入院日数は短期化しておりますが、年齢や疾病によっては長期入院される場合も未だ多くございます。

以下は厚生労働省が発表したデータを元に私が抜粋した疾病別の平均入院日数です。

入院日数が1ヵ月を超える疾病には赤線を引いております。

 

全体の平均入院日数(29.3日)

  1. 悪性新生物
    ・胃     19.2日
    ・直腸    15.7日
    ・肝臓    16.9日
    ・気管支、肺 16.3日
    ・乳房    11.5日
  2. 循環器系の疾患
    ・高血圧   33.7日
    ・心疾患   19.3日
    ・脳血管疾患 78.2日
  3. 精神障害
    ・認知症   349.2日
    ・統合失調症 531.8日
    ・気分障害  113.9日
  4. 神経系
    ・アルツハイマー 252.1日
  5. 内分泌、栄養及び代謝疾患
    ・糖尿病   33.3日
    ・脂質異常症 19.2日
  6. 呼吸器系
    ・肺炎    27.3日
    ・慢性閉塞性肺疾患 61.5日
    ・喘息    8.6日
  7. 損傷
    ・骨折    37.2日
参考:厚生労働省「平成29年患者調査」

 

ご覧頂くと分かりますように、脳疾患や精神疾患での入院は非常に長期にわたります。

入院をして短期間で退院が出来た場合は、

入院費用もある程度の貯蓄があればカバー出来るかと思いますが、

長期入院になった場合は精神的な負担だけでなく、経済的な負担も重くのしかかります。

 

本日も最後までお読み頂きまして、誠にありがとうございました。

 

広報 亀谷志奈子

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